FC2ブログ
DATE: CATEGORY:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
DATE: CATEGORY:あかりの思い出
8月12日は、お盆のお迎え火となりました。
母の実家では、禅宗独特の仏壇飾りをしました。ナスにつまようじをさして馬の形を作ります。あと、夏野菜、たとえば、ニンジン、ユウガオ、カボチャ、トマトなど、そして、ホオズキの皮をむき中身を出してお供えしました。飾りを作るのがとても楽しかったです。

飾りが終わると、お迎え火に出かけるのです。提灯を片手に、懐中電灯を片手に山手にあるお墓に向かいます。私たちのN-35と祖母たちのN-9の二筋の光が墓地への山道を照らしました。

「行くときは裏庭から出るよ。暗いから、しっかり点けて。」

「わかった。」

田圃のあぜ道を通り、墓山に入りました。蚊やブヨがいて、刺されて痒かった思い出が蘇ります。

くねくねと曲がった藪を抜け、お墓に到着。

「マッチするから照らして。」

「はい。」

「さぁ、お祈りしようね。」

「うん。」

親戚一同で合掌しました。

「さぁ、帰りは海岸廻りだからね。」

夏至を過ぎると、夜の帳が降りるのはますます早くなっていました。日本海の潮騒を聞きながら、町中央部を右折し、おやしき街に入りました。

例によって室内に入る前には手足を清潔にし、灯りをきちんと拭き、茶の間に行きました。

お盆の間は、ろうそくの火を絶やさないようにしていました。ふだん暗い茶の間が明るくなり、人が増えてにぎやかになりました。提灯の灯明を仏壇に移しました。

祖祖母が先頭を切り、お祈りの言葉を発しました。

「さぁ、お帰りなさい。ゆっくりなさってください。」

それに続いて、代わる代わる焼香と合掌をしました。

お墓参りに行く前に、お盆のごちそうはすべて整えておきました。港に上がったばかりの魚の刺身、煮付け、そして、くじら汁、お盆ならではの食卓でした。

夕食後、縁側でいとこや近くの子たちと花火をしました。そのとき、懐中電灯の点け方をみんなに見せて、得意になっていました。2階に上がって、色々な古いものを照らして宝探しもしました。

お盆の3日間が終わると、送り火です。海岸にはくらげが出て、泳げなくなります。この頃、秋風が少しずつ吹き始め、夏休みも終わりです。 

8月15日は、お飾りしたものをすべて持って海岸に行きます。これが済むと、夏休みも終わりです。海にはクラゲが出て、もう、泳げなくなります。
スポンサーサイト
コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する


copyright © 2018 よっちゃんの部屋 renewal all rights reserved.Powered by FC2ブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。